いぬ屋敷への道
だいたい何でこんなイベントをやろうとしたかというと、自分のやっていたコケシドールの活動場所がなかったからだと言っていい。今でこそCDやDVDを出して華々しく散って行ったバンドに見えるが、当時コピーバンドへの世間の風当たりの冷さと言ったらなかった。もちろん、ライヴのお誘いなど来るはずもない。だから、知り合いのバンドに「ねぇ、ねぇ、やらしてよ〜、いいだろいいだろ、減るもんじゃないし〜」とたちの悪い男が女をくどくようなかんじでなんとか活動場所を確保していくか、高い金を払ってライヴハウスを貸し切るしかなかった。
しかし、そうそうやらしてくれる女もいないようにバンドとて同じ事、その確率はどんどんと下るし、腹も減るし金も減る。このままじゃいかん!何とかせにゃあ!そうだ!自分でイベントを企画して自分で出ればいいんじゃんよ。見たいバンドも沢山呼んでさ。どうせ金使うんなら、こっちのほうがなんぼか楽しいわい!という安直かつ欲望にのみ忠実に企画されたのがいぬん堂のイベントの始まりだったのだった。
2001.03.10
フジミ・ロックフェスティバル@市ヶ谷法政大学学生会館大ホール
出演:コケシドール、東京アナルボクシング、木村秀子BAND、在下唯比、川西杏、ヒロシ・ウルトラ、極楽往来、 太陽肛門スパパーン、突然段ボール、面影ラッキーホール、フル回転木馬、古墳クラブ
ふざけたタイトルだ。何がフジミなのか?千代田区富士見町とはここのことだ。福岡から変態バンド「人間」が来 る予定だったがバンドが解散してしまったため、川西杏さんを急遽お呼びした。合間合間にコントがあり、自分も出
たりしたのだが、ドタキャンの芸人もおり、コントなんてやるもんじゃないと反省至極。中頃に出演した「極楽往来 」はお芝居で、ロック・フェスというよりはもっとゴニャゴニャしたものを目指していた。
2001.12.01
フジミ・ロックフェスティバル@下北沢CLUB 251
出演:ウシャコダ、ザ・シロップ、スカ・ヴァイブレーターズ、テキサコ・レザーマン、太陽肛門スパパーン、THE FOXYS、
DJ:なんのこっちゃい西山
場所は富士見町から代われども名前はそのままというのは本家と同じ(何が本家だ)。佐々木あきひ郎(面ラホのアッキイ)はドタキャンで出演せず。編成が決まらないので、面ラホの名義ではなくソロ名義で掲載をとのことだったのだが、結局最後まで編成が決まらずあげくバンド解体ということで、こうなった。ウシャコダは、10数年振りの東京でのライヴだったと思う。藤井康一さん(Vo)のお下劣度高いパフォーマンスとスパパーンのオイルを身体に塗りたくったパフォーマンスが忘れ難い。
2001.12.08
天国注射の夕べ@市ヶ谷法政大学学生会館大ホール
出演:コケシドール、東京アナルボクシング、湯浅湾、おにんこ、神田森莉、ホーキング青山、ギャーテーズ、The Rest of Life、蝉
フジミ・ロックの評判が悪く、なんか違うのを考えてくれと会場側から言われてつけた苦肉のタイトル。天国注射〜には思い入れがあるので、使うのにはそれなりの覚悟がいるわけだが、黄金の糞の登場までにはいたらなかったか。舞台監督から酒は飲むな、時間は守れ、子供を舞台にあげるなといろいろ注意されて辟易したが、ギャーテーズは最高だった。博多から駆け付けてくれた蝉も印象深い。
2002.08.10
天国注射の夜 2002 2days 第二夜@原宿クロコダイル
出演:ゴキブリコンビナート、The 渋ヤング、おにんこ、穴奴隷、ブラン、コケシドール
日本カセット・テープ・レコーヂングとの共同企画。2daysのうち1日を受け持った。が、自分が選んだバンドはゴキコン、コケシドール、ブランのみで後は日カセのチョイスだった。しかし、なかなかに濃いいメンツではないか。ゴキコンのこの日のステージは忘れ難い。鎖を鼻の穴に通して6人が数珠繋ぎになる体力芸は語り草だ。The
渋ヤングの平田順一さん(Vo)も最高!イベント企画に後ろ向きになっていた時期なので、単独での企画はこの年は1本もなかった。
2003.5.24
いぬ屋敷Vol.1 いぬ小屋の間@新宿D.O.M
出演:ブラン、疾風怒濤る、ゴキブリコンビナート、コケシドール、コケシコンビナート
新宿D.O.Mオープン!につき企画を頼まれて起こしたのがいぬ屋敷の始まりだった。ブランのレコ発、そして、コケシの「コケシズム」発売後初の東京でのライヴということで、盛況だった。とくに、コケシドール+ゴキブリコンビナートのコケシコンビナートは、何の打ち合わせもなく会場にドラム缶が転がりこんで来るステージで、客と演者の乱闘もあり賛否両論だったが、ステージ側から見たその光景は今だに忘れられない。ゴキコンの流した擬似ゲロは、その後粉となってD.O.Mのマイク・フォルダから出続けたそうだ。
2003.06.28
いぬ屋敷Vol.2 牛小屋の間@西荻窪ニヒル牛
出演:コケシバカボン、アダチカツノリ、富士一藤衛門
石川浩司さんのプロデュースで知られる「ニヒル牛」の謝肉祭に呼ばれて行ったイベント。「いぬん堂の作り方教えます」というレクチャーを蹄の司会で行い、最後にいろいろぐだぐだ言ったけど、今日これからやるライヴを録音して持ってかえって複製すれば自主レコの出来上がりじゃん。著作権フリーでOKです。どうぞ御自由にと録音機持参を奨励したが、果たして何人が録音したか。その後、これがリリースされたという話しも聞かない。コケシバカボンはコケシのカラオケ・ユニット。
2003.07.26
いぬ屋敷 Vol.3 人喰い熊の間@難波ベアーズ
出演:コケシドール、ブラン、ザ・モーリン、ゑでぃまぁこん、EMICRANIA
コケシとブランの関西ツアー。モーリーの持参したPCが大破したため、コケシ選抜隊+モーリーの「ザ・モーリン」が実現した。コケシドールは、東京からかけつけた狂気ミキサ(B)とスハラケイゾウ(B:ギューン・カセットなどでおなじみ)の二人が二部制で登場するなど相変わらず予測のつかない展開で、心配を通りこして爆笑してしまった。
2003.07.27
いぬ屋敷 Vol.4 吸血鬼の間@京都拾得
出演:ヴァンパイア!、ブラン、コケシドール
関西ツアー二日目。トラブルは続くもので、今度はヴァンパイア!のベーシストのライオンさんが怪我で休場。二部制で行われるはずのヴァンパイア!のライヴだったが、一部のみがとり行われた。コケシの嫌われようはなかなかのもので、ピクリともしない客に負のパワー全開で客席に投げ付けられた、蹄のギターは敢無く最後を遂げた。ギターVS拾得のテーブルはテーブルの勝ち。
2003.08.03
いぬ屋敷 Vol.5 麒麟の間@吉祥寺MANDA-LA2
出演:須山公美子+大熊ワタル+小間慶大+関島岳郎、コクシネル、サボテン
変身キリンのCD発売記念ライヴ。一夜限りのセッション・バンドが「04変キ」へと発展する布石となった記念すべき夜。会場は大入り満員で、今日は出番もないしと余裕こいて外でビールを飲んでいた自分を慌てさせた。開演時間よりフライングして始まった気合いのサボテン、早川岳晴さん、宍戸幸司さんを迎えたコクシネル、そして須山さんを中心とした変身キリンのカヴァー・バンド。いつになく上品かつ濃厚な夜だった。
2003.08.17
いぬ屋敷 Vol.6 コケシの間@新宿D.O.M
出演:コケシドール
コケシの最初で最後のワンマン。しかも、公開ライヴ・レコーディングで、当日、コケシTシャツ着用の方はドリンク代のみで入場可能!という出血企画。1時間にも渡る演奏で、会場には豚の首が舞った。ブリーフの尻ががきデカなみに汚くなっていた。
2003.11.22
いぬ屋敷 Vol.7 ネズラの間 @池袋手刀
出演:コケシドール、非常階段、太陽肛門スパパーン、ゴキブリコンビナート
一月遅れのコケシのCD発売記念ライヴ。非常階段のリハで会場が停電になったり、本番では広重さんがマーシャルを客席に投げ入れたり、ゴキコンが圧搾機やらコンクリの欠片やイントレなどを持ち込んだり、スパパーンがチン毛燃やしたり、狂気ミキサ泥酔してゲロ噴射したり、蹄のフライングVが4弦に5弦を張られたり、豚いまひとつ解凍しないまま会場を舞ったりとネズラにも勝る汚さだった。
2004.01.24
いぬ屋敷 Vol.8 旅籠の間 @新宿D.O.M
出演:駅前旅館、エスカレーターズ、マリア観音、コケシドール、コケシドール・ショー
コケシドール解散ライヴにして、駅前旅館のCD発売記念ライヴ。夢のような夜だった。当日の様子はコケシの解散DVD「絶賛清算中!!」で見ることができるので、是非見てほしい。コケシドール・ショーとは、福島から来たザ・スターリンのコピーバンド「電撃フットワーク」+モーリー・ロバートソンに、少女人形の青沼さん、ミヤマGt.の銀四郎、駅前旅館の文谷さんなどを交えたザ・スターリンのコピー大会だった。
2004.2.28
いぬ屋敷Vol.9 オスいぬの間@新宿D.O.M
出演:インテグレイテッド・スリィ、みみのこと、ブラン、おにんこ、いぬん堂+ミヤマGt.
コケシドール解散後のいぬ屋敷新展開は、オースチン・レコードとのコラボレイションで、オースチンより「インテグレイテッド・スリィ」と「みみのこと」をお迎えした。急遽、ミヤマGt.との合体バンドいぬん堂+ミヤマGt.も出演することになり、コケシ亡き今後のいぬ屋敷を占う夜になった。
2004.3.13
いぬ屋敷 Vol.10 リアル・クール・タイムの間@京都磔磔
出演:2004年の変身キリン(須山公美子、大熊ワタル、小間慶大、関島岳郎、中尾勘二)、コクシネル、高山謙一(ツメタイイキノママ…)
「アノンを捜せ!変身キリン結成25周年イベント」と題して行われた04変キの関西ツアー初日。高山さん(イディオット)で幕を明け、転換時間もそこそこにギターを弾きまくる池田さんがめちゃくちゃかっこよかったコクシネル、そして、中尾さんの参加でさらにパワーアップした変キカヴァー・バンドは「04変キ」と改称しての初ライヴ。大団円の「帽子」ではイディオットも参加してのスーパー・セッションとなった。
2004.3.14
いぬ屋敷Vol.11 林檎の間@神戸BIG APPLE
出演:2004年の変身キリン(須山公美子、大熊ワタル、小間慶大、関島岳郎、中尾勘二)
04変キの公開レコーディング。須山さんの地元ということで、古くからのファンから変キを知らない若い人まで幅広く集まった。二部制のところを三部まで行われ、神戸のファンもさぞかし満足だったろう。神戸新聞で取材され、カラーで大きく「関西パンク復活」と取り上げられた。この日の様子はCD「アノンを捜せ!2004年の変身キリン。」で聴けるので、是非聴いてほしい。
2004.4.29
いぬ屋敷 Vol.12 不死鳥の間@池袋手刀
出演:YAPOOS、おにんこ
立錐の余地のない程の満員御礼で、かなりお客さんに窮屈な思いをさせてしまったが、ヤプーズ復活の布石となったことは喜ばしい。ヤプーズのライヴにはつきものだが、開場が30分遅れ、開演が40分遅れと時間はどんどんと遅れ、フロント・アクトのおにんこが終ってから1時間のインターバルでライヴは始まった。1時間半ほどのステージだったが、バンドもお客さんも汗みどろの濃いい夜だった。
2004.6.5
いぬ屋敷 Vol.13 寿の間@吉祥寺MANDA-LA2
出演:2004年の変身キリン(須山公美子、大熊ワタル、小間慶大、関島岳郎、中尾勘二)、 原マスミ、サボテン
04変キのレコ発。昨年の「変身キリン」レコ発に続き好評。昨年もトップを飾ってくれたサボテンが初夏の渚を思いきりブッとばす。東京変キの復活ライヴにも出演したりと、何かと変キに縁のある原マスミさんは、惚れ惚れするようなギタープレイと甘い声で会場興奮。そして、今夜の主役の04変キ、大熊さんの歌舞いた衣装もバッチリで、小間さんのギターもいつもよりエキサイティング!1時間に渡るステージは、これからの活動を占いものとなったと思います。本田さんを交えてのその後の打ち上げも楽しかった!明け方に見たフィリピーナのお姉さん達も忘れ難いです。
2004.7.18
いぬ屋敷 Vol.14 太陽の間@池袋手刀
出演:太陽肛門スパパーン、いぬん堂+ミヤマGt.、中学生棺桶、あざらし(from 北海道)
太陽肛門スパパーンの2タイトル同時発売を記念したレコ発。1時間ねっ!と言っておけば、1時間半で終わるかな〜と思ったら2時間やりました、スパパーン。パンツ一丁の男共の肉弾戦、組体操、馬乗り、行進などなど体育会系?の圧倒パフォーマンスに総勢20人の超絶演奏。参りました。北海道から16時間かけてやってきた「あざらし」も木刀ブンブンに菊の花を喰い散らかしての好演。奇娘Tバックに覆面ドゥームにヘッドバンキングで首痛の中学生棺桶、俺と宇宙人は輪ゴムと甚平のいい関係で池袋、また重い朝がやってきました
。
2004.8.3
いぬ屋敷 Vol.15 福助の間@吉祥寺スターパインズ・カフェ
出演:COCKC’NELL(野方攝、池田洋一郎、石渡明廣、早川岳晴、中山努、近藤達郎)、割礼、VJ:岩下達朗
コクシネル東京公演二日目。前日のフジテレビ「FACTORY」の公録に続くライヴ。割礼はマキシマム・ボリュームで1時間弱。「リボンの騎士」「光り輝く少女」など聴けて嬉し。コクシネルは、今年3月の東京公演に続くバンド編成で、座って弾いていた池田さんが最後には立ち上がりギターを弾くまくる光景に夕焼け祭りも見えたかな?近所の居酒屋「福助」で朝まで打上がり、またもや重い吉祥寺の夏の朝、フィリピーナのお姉さん方を時間差で見逃して残念無念。石渡さんの弾け具合も非常に印象深いです。
2004.8.14
いぬ屋敷 Vol.16 吸血鬼再びの間@新宿D.O.M
出演:ヴァンパイア!、Amazon Saliva(HIDE+TABATA+砂十島)、インキャパシタンツ、イル・コンフォルミスタ
ヴァンパイア!の25周年を記念した東京公演。モーリーの新バンド、イル・コンフォルミスタで静かに幕を開け、アマゾン・サライヴァで一挙に沸点に。ジャパン・ツアー初日ということで、3人のテンションは最高潮!先祖の霊も踊りだすわよ。気合いのインキャパでノイズ浴。やっぱり、夏はお化けとノイズだす。そして主役の吸血鬼達。25年変らぬスクリーム・ヴォイスで、レッツ・ボン・ダンシング!こ、腰に来た!打ち上げで出た大量のゼリーに辟易至極。
2004.9.19
いぬ屋敷 Vol.17 解放治療の間@池袋手刀
出演:少女人形、赤、人間ホルモン、S・リューシン(ex.SAMURAI)、ザ・オイスター・アンド・ザ・フライング・フィッシュ
少女人形、赤、人間ホルモンの再結成ライヴ。治療が必要な患者は演者か客か?オイスターがショーケンのカヴァーをぶっぱなすと、リューシンの兄貴がオイ!オイ!とサムライの心を打震わす。人間ホルモンの脱力ぶりに骨抜きになり、赤のワタルさんのプレイボーイぶりに何処かが濡れれば成熟した会場よ。そして、少女人形は俺が何故かヴォーカル。黒パン〜全裸は上等で、最後の最後の患者入り乱れての「兵士トナッテ戦場ヘ向カエ!」は定番化しそうな予感もあり!それでも患者は完治せず、引き続き治療の予定!
2004.10.17
いぬ屋敷 Vol.18 愚行再び!の間@池袋手刀
出演:ビル(仮名)、パンク講談師・竹島蹄山、ミヤマGt.、Japonica'04、駅前旅館(from岡山)
ビル(仮名)デビュー!&パンク講談師・竹島蹄山真打襲名披露公演&ミヤマGt.CD発売記念ライヴ。いったい何がしたいのか?白塗りの竹島師匠は大ロック・オペラの萌芽「いっちゃん一代記」で登場。チンポだよっ!の絶叫に落涙者続出?黒人留学生のビル君は初めての日本のライヴに興奮。逆毛の偽札犯は新札の見本をゴミ袋から捜すのに必死。太陽を盗んだ男Japonica'04は、1mmスティック、目隠しプレイ、ベース調教に会場昇天。続くお馴染みの宇宙人にミクロの決死圏へを見て、岡山の奇跡には雷鳥も飛べば、三年寝太郎も三年働き通す。そんな打ち上げでは自分は壊れた壊れたと評判に。記憶にないのは幸か不幸か??
2004.11.27
いぬ屋敷 Vol.19 もののふの間@池袋手刀
出演:SAMURAI(S・RYUSHIN,DEN,VISHA)、赤、スリップ・ヘッドバッド、いぬん堂+ミヤマGt.
SAMURAIの復刻CD「POINT 0」「SELECT」の発売記念ライヴ。トップは俺と宇宙人。ホームなのにアウェイとしか思えない客の冷ややかさに自虐度満点。客席をまったく沸せず。くまかかか。続くスリップ・ヘッドバッドあたりから徐々に暖まってきたようで、男同士のディープ・キスも。ORGY大暴れの50分。赤は9月の再結成に続き2度目の出演。俄然、フェロモン濃度高し。そして、18年振りに蘇生したSAMURAI。オリジナル・メンバーの2人に加え、赤と黒などで活動していた「VISHA」がギターに参加。18年間、野郎共の待ちわびた夜。「どーよ!どーよ!」と煽るリューシンの声にたまらず男汁が漏れました。
2004.12.26
いぬ屋敷 Vol.20 玉姫の間 @LIQUIDROOM ebisu
出演:ヤプーズ(戸川純、中原信雄、山口慎一、デニス・ガン、戸田誠司、福間創)
ヤプーズ久々のワンマン・ライヴ。今回も大幅に押してしまって、すいません!105分押しでした!ほんと、ごめんなさい!しかし、2時間、全22曲(+デニスの弾き語り2曲)に渡る濃厚なライヴになったので、満足頂けたかと思います。「ケンカテクノ」などの新曲には、ニュー・アルバムへの期待が高まります!戸川さんはベリーダンス〜ロリータ〜バーバラ(触覚付)と衣装換え、メンバーは自衛隊を思わせる衣装で社会派の一面も?戸川さんデザインによるTシャツも二種類販売され好評でした。このライヴの模様は、DVD「GALACTiKA 011」に一部収録されていま
す。是非、御覧下さい。
2005.1.22
いぬ屋敷 Vol.21 ほいどの間 @池袋手刀
出演:SAMURAI(S・RYUSHIN、DEN、VISHA)、ブルースビンボーズ、ビル、CokeScrew(from 福島)、堕天使(from福島)
「いぬん堂大新年会」と名付けられた年の始めの大宴会。コケシドール1周忌にもあたり、福島からお招きした2バンドは、コケシの解散ライヴのショーにも実は出ていたり出ていなかったりで、まったく縁というのは面白いものだと思ったりして。ビルに乱入したナース姿の男は誰ぞ?そいつはほいど!ヴォーカルにサダさんが加入したビンボーズに沸いた会場は、年の始めの侍サウンドで天国ダンス!最高の新年会でした。終演後も宴会は続き、朝の7時半頃には頭に唐辛子の雨が降ってきました。まいったっす。ちなみに、ほいどとは福島の方の方言です。意味は各自調べるように!
2005.2.19
いぬ屋敷 Vol.22 木霊の間 @吉祥寺MANDA-LA2
出演:出演:アノン(須山公美子、大熊ワタル、小間慶大、関島岳郎、中尾勘二)、コクシネ
ル(野方攝、池田洋一郎、石渡明廣、早川岳晴、中山努)+VJ:岩下達朗、Caramel Empties(from Berlin)
2004年の変身キリン改めアノンの東京公演。冷たい雨でも盛況。トップはベルリンからやって来たCaramel Empties。いぬ屋敷初の海外からのお客様です。と言っても全員生まれは日本で日本語もぺ
らぺらだす。溌溂としたギターポップですが、ビートルズやヴェルベットのカヴァーなどで会場を沸せました。続 いて、東京公演は夏以来になるコクシネル。毎度編成や構成が違うので、見逃せませんが、今回は池田さんはラップ
トップを使わずギターに専念、攝さんもギターをとる曲も。クールな中にふつふつと突き上げるものは相変わらずで 、05年型のコクシネルを体感できました。そして、アノン。今回は、変キだけでなく、浜口庫之助、ルナ・パーク・
アンサンブル、アイスラー、ヴォリスヴィアンなどのカヴァーや、小間さんと須山さんの初めての競作など、このバ ンドならではの作品も聴けて、バンドのこれからが楽しみな夜になりました。
2005.3.21
いぬ屋敷 Vol.23 悪性新生物の間 @池袋手刀
出演:オシリペンペンズ、あざらし(from北海道)、中学生棺桶、ビル、ブラン
「春期狂育委員会」と名付けましたが、まぁ、かなりの狂育ぶりで。トップのブランからのその気迫はビンビンと伝わってきましたが、続く黒い人を見に来てる人がいたのも狂育の賜物かと思います。ふんどしがゆくるくて、武田テルミン状態でございました。そして、東京公演は久々のあざらし。木刀と菊の花は健在で、夏より格段にパワーアップしておりました。女子ベースが加入したての中学生棺桶もさらなるダークゾーンへと踏む込んだと思わせる重さで、素晴らしかったです。そして、大阪よりやって来たペンペンズ。手を脱臼、壁が陥没などのトラブルはつきものですが、モタコはんの問いかけが響く春の宵、悪性新生物が人知れず育っていても幸せというものです。
2005.5.3
いぬ屋敷 Vol.24 愚行三たびの間 @池袋手刀
出演:ゴキブリコンビナート、家出少年(from 神戸)、ビル、竹島蹄山グループ、セン
チメンタル出刃包丁
「ワイルドでチンポ!」という苦し紛れなタイトルだったにもかかわらず、愚行の名に恥じない本当にチンポ率が高いライヴに。 竹島師匠が「チンポだよ!」と絶叫すれば、セン出刃がモノホンを出す。ビル君はふんどし稼業なれど、家出のジョニーさんは全裸でゴミ箱ダイビング。ゴキコンはガムテとかで隠しはしているものの、肉とかキムチとか擬似ゲロとかの臭いがプンプン。このGWのいい天気にみんな何やってるんでしょう?そして、なんと言っても愚行のとどめは、竹島師匠が楽屋に忘れていった衣装一式でしょう。愚行の権化健在を示す夜でもありました。
2005.8.7
いぬやしき Vol.26 GOD or DOG?の間 @池袋手刀
出演:THE GOD、SAMURAI、ビル
THE GOD再起動!「DODEMO IIZE」「ちょっとたりない GET DOWN VALIS」発売記念ライヴ!ということで、めずらしく少数精鋭で臨んだ間。ド頭から海パン一丁で暴れたビル君。ホームなのにアウェイな雰囲気満喫でしたね!テルミン増殖に耳をふさぐ人も急増だい!SAMURAIが登場すると、納涼気分の会場にもぐっ〜と熱気がっ!3週連続ライヴの中日とあって、気合い充分!いつもと違ったセットを聴かせてくれました〜。そんでもって、THE GOD。トリオ編成に、ビンボーズの秋山さんが2曲目〜カウベルとコーラスで参加。「BAND AIDS」「DODEMO IIZE」「NAMAKEMONO」「BANANA」「常識」など懐かしいナンバー多数!そして、秋山さんがドラムを叩く「ストリート・ジャンキー・ブルース」。これにはみな大満足でした〜。
2005.9.4
いぬやしき Vol.27 解放治療再び!の間 @三軒茶屋HEAVEN'S DOOR
出演:QP-CRAZY、少女人形、赤、BACTERIA、ぐしゃ人間
今年もやって来ました!治療の季節!トップのぐしゃ人間から治療が必要なのは観客か出演者か判らない状態に。ええいまとめてどっちも治療!と、爆音でかますBACTERIA。毎度SAMURAIで御世話になっているDENさんのドラムがビシビシ来るわ。赤も負けじと爆音。左利きの新ドラマーにより一層のパワーアップが。俺も参加した少女人形は、ラビッツ革命万歳!とかまされたバーチャンのバージンに結局は集約されたような。一応言っておくと、白塗りではありません!そして、久々に惨茶に登場のクレイジーSKB社長!チェインソーを持っての登場に逃げまどう観客。大量の陶器をヘッドバットで割る、床に叩き付ける、壁に投げ付ける!あっ、という間に陶器の破片だらけになった会場よ。終演後にまとめて宅急便で送ればそいつもアートな気分。
今後のいぬ屋敷
Vol.25 蜃気楼の間
2005.10.20(木)@吉祥寺MANDA-LA2
tel:0422-42-1579
http://www.mandala.gr.jp/man2.html
出演:アノン(須山公美子、大熊ワタル、小間慶大、関島岳郎、中尾勘二)、東口トルエンズ(戸川純、山本久土)、イーヨ OPEN/18:30 START/19:30 adv.¥3000 door ¥3500(ドリンク別)
*2004年の変身キリン改め「アノン」再び登場!東口のやさぐれどもにイーヨさんも登場だす!チケットは会場で9/20より発売!入場順は店売りの前売り、メール予約、当日券の順です。4649!
Vol.28 破綻の間
2005.11.26(土)@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR
tel:03-3410-9581
http://www.geocities.jp/xxxheavensdoorxxx
出演:THE GOD、スリップヘッドバット、ボロキチ、ビル、and more!
OPEN/18:00 START/18:30 adv.¥2000 door ¥2100(ドリンク別)
*何かが破れほころびる様を見る。こぼれ出る音霊の数々を捕まえに来てね。
年忘れ!! 殺害いぬ屋敷狂乱の宴・4×4バトル
「殺害塩化ビニールVSいぬん堂」
2005.12.18(日)@つくばPARKDINER
tel:03-3410-9581
http://www.parkdiner.jp
出演:QP-CRAZY、死ね死ね団、毒殺テロリスト、ザ★マッドエース、ゴキブリコンビナート、ビル、ミヤマGt.、 and more!
OPEN/4:00pm START/4:44pm adv.¥2500 (ドリンク別、プレゼント付)
*電車のある時間に終わります!
つくばPARKDINER
tel:029-859-7337(16:00〜)
〒300-0043 茨城県つくば市大角豆(ささぎ)2012-123
http://www.parkdiner.jp
■電車でのアクセス
・つくばエクスプレスなら秋葉原から最速で45分。
「つくば駅」で下車して「荒川沖駅」行きのバスに乗り
「大角豆南部(ささぎなんぶ)」で下車していただくと、徒歩で5分程度で着きます。
・JR常磐線なら上野から最速で49分。
「荒川沖駅」で下車して「つくばセンター」行きのバスに乗車ください。
■車でのアクセス
常磐自動車道 桜土浦ICからつくば方面に3分
新年会も予定!お楽しみに!
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